平野エンヂニアリングのボイドスラブとは



スラブ(コンクリート平板)の垂直断面中央部コンクリートは、

平板の面外曲げモーメントについて、ほとんどその抵抗力を有さず、

主として、上下に位置する曲げに抵抗するコンクリート部の間を接着する役目を担います。

 

これにより、スラブ垂直断面中央部コンクリートの量を、

必要な接着力を持つ量まで削減することできます。

こうした考えに基づいて製造された、内部に空洞を有するコンクリート平板を

中空スラブと呼び、ボイドスラブとも呼ばれます。

 

また、スラブ断面中央部から、削除されるコンクリートの形状とその配置方法の違いにより、

数種類の中空スラブが現在実用化されています。

 

ここで、自重と剛性(変形のしにくさ)の観点からスラブを見てみましょう。

スラブの材質が同じであればその自重(正確には面密度)はスラブ厚さに比例し、

剛性はスラブ厚さの3乗に比例します。

 

これは、 自重が同じであれば、中空スラブの方が中実スラブより剛性が大きく、

剛性が同じであれば、中空スラブの方が中実スラブより自重が小さくなる事を意味します。

 

つまり、中空スラブとは“軽量化された高剛性のスラブ“とも言えます。

剛性が高いため小梁を必要とせず、

居室内に広い空間を確保出来ます。

自由な室内空間設計が可能となり、

また将来のリフォームにも制約を受けません。


界床には、子供の飛び跳ね・走り回りを含む足音(重量床衝撃音)や、

食器・おもちゃなど比較的硬質で軽量な物の落下音(軽量床衝撃音)等を

伝えにくくする性質が求められます。

 

つまり、床に加わる衝撃によって、振動しにくい床を作る必要がありますが、

中空スラブは、まさに、これにピッタリの床となります。

 

なぜなら、中空スラブは同じ面密度を有する中実スラブに比べて、

剛性はかなり大きく、その上小梁を持たない大床となるため、

その大きな有効質量は衝撃力の受け止めに効果的です。


指揮命令系統のシンプル性、他人まかせとならない自己実施能力の保持、

そして、中空スラブに精通した社員の末端までの浸透という好結果をうみ、

設計上の細かな要望や急な変更を含め、中空スラブに関するあらゆる事態にすばやく懇切丁寧に

対応することが出来る様になり 材料費と、施工費の両面からのコスト削減を実現します。


通常のスラブ厚さ200mm前後に比べボイドスラブ厚さは

250~300mmとなり高剛性スラブを実現します。


くわえて、スラブ重量はスラブ厚200~220mmに相当する重量となるため
「軽量化された高剛性のスラブ」 となります。


ボイド取付け間隔はコンクリートの層間はく離を考慮しています。
補助的な閉鎖型せん断補強あばら筋が、

およそ5箇所/㎡設置され靭性が向上します